原題:「Parent Effectivness Training」 親としての役割を効果的に果たすためのトレーニング
私たちは子どもが生まれると誰でも親になります。
自分が親からしてもらった子育てや、まわりの情報を頼りに子育てに奮闘しているのに、気づくと思い通りにならない子どもにイライラすることもあるのではないでしょうか。
『親業』の創案者トマス・ゴードン博士は
子育てとは
“一人の人間を生み、養い、社会的に一人になるように子どもを育てること”
このこと以上に能力と努力を必要とする仕事はない”と言っています。
子育ては立派な仕事。
だから学ぶ必要があるのです。
セミナー・講座の詳細については、こちらをご覧ください。
育児書からサヨナラ!あなたの幸せ子育ての基準はあなたと子どもの中にある
ひとりひとり親の感じ方や考え方、価値観が違うから同じ対応ができるわけがない。子どもだってひとりひとり違うんだから同じ対応でうまくいくはずがないのです。
育児書を読んでも、あなたと子どもが幸せになる子育ての方法はどこにも書いていません。
あなたが満足できる幸せは、あなたにしかわからないのです。
あなたが満足できる幸せ子育ては、あなたの中にあります。
よりよい親子関係とは、親と子の対話の毎日の積み重ねであり、プロセスそのものです。
親と子が困った時に、どうしたらいいか?
問題解決ができる「具体的な対話の方法」に焦点をあてています。
子どもをどうやって育てたらいいのかわからない、どう対応したらいいのかわからないという悩みは多くの親がもっているのではないでしょうか。
親だって人間。神様ではないのだから、 あるがままの一人の人間として、心に寄り添い、向き合いながら、親と子がどちらも幸せに育ち合える人間関係を深めていく方法です。
あなたが満足できる介護は、あなたにしかわからないのです。
あなたが満足できる介護はあなたの中にあります。
親は誰もが素人です。
頭ではわかっていても、イザとなると子どもの突拍子もない行動に驚き、 カッとなったり、余裕がなくなったり、感情的の波にのまれたりします。
そんな時こそ、頼れる「指針」があると、どんなに楽でしょう。
「今、なんて言ったらいいの?」
効果的なコミュニケーションができる!と確信が持てることで、迷いやブレがなくなります。
それぞれの状況で、より効果的なコミュニケーションが自分でわかるようになると、悩む時間をグッと短縮できるので、本当にラクになります。
介護を必要としている方のことを想い、よりよい生活を送れるように一所懸命やればやるほど、関係がギクシャクして
イライラしたり
疲れ果てたり
感情的な波にのまれたりします。
「親だって人間」「子どもだって人間」
安心して一緒にいられる心地いい関係とは、お互いに信頼しあえ、尊敬しあえる関係ではないでしょうか。
親だって親という鎧を脱いで、自分の気持ちに正直になっていいんです。
人は自分の気持ちを理解してくれる人、理解しようとしてくれる人の気持ちは理解しようとします。
逆に自分の気持ちを理解しようとしてくれない人の気持ちを理解しようとはしないもの。
なので、初めに親が子どもの気持ちを理解する方法を学び、2番目に親も自分の気持ちを率直に語る方法を学ぶ、そして互いに理解しようとしても譲れないこともあるので、3番目に対立が起きた時の解決の方法を学びます。
相手の気持ちと理解する方法(能動的な聞き方)
自分の気持ちを率直に伝える方法(私メッセージ)
対立のとき、勝ち負けではない解決の方法(勝負なし法)
の大きな三つの柱から成り立っています。
講座の中ではロールプレィを繰り返し、学習を進めるうちにそれらの方法が生活の中で実際に使えるようなカリキュラムになっています。
子どもが壁にぶつかったとき、親は見ているのが辛いから早く解決してあげたいと思い、「ああしなさい」「こうしなさい」「こうすると~になっちゃうよ」「あれはダメ」「これはダメ」と命令・脅迫・指示・説教と指示、命令の数々・・・
自分で考えて解決できる子どもに育ってもらいたいのに、子どもが自分で考えて解決し、自立しようとする芽を摘んではいませんか。
親業では子どもが抱えた問題は子どもが考え、解決できるように、手助けする方法を学びます
思いやりの気持ちをどのようにして育てていますか?
人がどんなふうに感じているのかを感じることができてはじめて、思いやりの心が動くのではないでしょうか。
親が自分の気持ちを率直に子どもに伝え、その先、どうするかは子どもが考えて行動するように任せます。
子どもは親の気持ちを知り、じゃあ自分はどうしたらいいのか考えるよう促すのです。 この練習で子どもの思いやりの気持ちを育てます。
子どもが問題をかかえたとき、親は「何とか問題を解決してあげなくては」
と愛情のつもりで子どもに命令・提案・指示・説教・・・・
だけど子どもには愛情が伝わらず、言うことを聞かない、反発にイライラ。
親だから「子どもを受け入れなくては」「子どもに負けられない」と頑張ってヘトヘト。
この子育てのワナに陥らないために、子どもが問題をかかえたときは、親は子どもの問題として子どもが考えて解決できるように手助けし、親が問題をかかえたときは、感情を率直に語ります。
自己肯定感の高い子どもに育てるために何をしていますか?
まずは親が子どもを肯定すること?
しかし、子育てをする中でそんなことばかり言っていられない。
「しつけ」だってしなくてはいけないし、「教えなければならないこと」はたくさんあるのにということになってしまいます。
子どもが自分で考えて行動することができるように育てることです。
親の愛情を感じながら「自分で考えて問題を解決し、行動できる」その積み重ねと自信こそが自己肯定感を高めることになるのではないでしょうか。
親も子も問題が少なくなり、気分のいい自分でいると・・・
ゆったりとした気持ちで一緒にいることができ、お互いが心地いい時間を共有できます。
この時間は親の価値観や生き方、大切に思うことなどを子どもに伝える貴重な時間です。